フェラーリ ディーノ 246 GTS 1974
フェラーリ ディーノ 246 GTS 1974 ( Ferrari Dino 246 GTS )
フェラーリ ディーノのタルガ・トップを備えたモデルです。
タルガは、オープンカーの一形態。
北米市場での販売拡大を狙いに、1972年からラインナップに加えられたモデル。
基本的に設計・デザインは246GTティーポEに準じ、変更点はタルガ化によるルーフ回りに集中しています。
樹脂性のルーフ・パネルは前方2ヶ所の取り付け穴にボスを差し込んだのち、後ろ側2ヶ所のロックで固定する方式で、その着脱は極めて容易に行えるよう仕上がっています。
スペックは、65°V6 DOHC2バルブ、2418cc、195HP。5速のマニュアル・トランスミッション。
生産台数は、1274台です。
フェラーリ ディーノは、フェラーリの創業者エンツォ・フェラーリの長男で、1956年に夭折したアルフレード・フェラーリ(愛称:ディーノ)が病床でアイデアを出したとされる65度V型6気筒DOHCエンジンを持ち、V型12気筒の既存車種とも区別するため、新しく長男の名前でブランディングされたシリーズであり、本来はフェラーリとは別ブランドとされています。
フェラーリが製造した初のミッドシップ2座席スポーツカーであり、フェラーリ唯一のV型6気筒エンジン搭載市販車です。また、現代V8フェラーリの始祖的存在です。