フェラーリ 250GT カブリオレピニンファリーナシリーズII 1961

フェラーリ 250GT カブリオレピニンファリーナシリーズII 1961
( Ferrari 250 GT Cabriolet Pininfarina Series II 1961 )

ピニンファリーナのフェラーリはやはり美しい。
イタリアを代表する名門自動車メーカー、フェラーリの名作シリーズ、250GTです。
イタリアの有名カロッツェリア（乗用車のデザイン・製造を行う業者）である、ピニンファリーナによるデザインです。
ピニンファリーナは、フェラーリを始め、アルファロメオやマセラティなど、イタリアの名ブランド・クラシックカーの数多くをデザインして来ました。

フェラーリ 250シリーズは、1953年から1964年にかけて生産されました。
大きく、レーシングモデルとロードカーモデルがあり、共に初期のフェラーリで大成功を収めたシリーズです。
様々な派生モデルが存在します。

250GTは、250シリーズの公道仕様モデル。
250GTは、数多くのモデル、バージョンが存在します。
今回掲載のモデルは、カブリオレタイプのものです。
カブリオレとは、オープンカーの一形態です。
オープンカーの形態としてカブリオレと対比的に用いられるのがロードスターやスパイダーモデル。
ロードスターやスパイダーが、「屋根を閉められる車」と言う概念なのに対し、カブリオレや、コンバーチブルなどは、「屋根を開けられる車」と言う概念であり、車造りの方向性が異なるものです。
正式な折りたたみ式ソフトトップを備え、屋根の強度と剛性をよりしっかりしたものにし、また居住性等をより快適になるように考慮したのがカブリオレモデルです。

ピニンファリーナによるこのフェラーリ 250GT カブリオレは、シリーズII のもの。
1961年製造のものです。
ピニンファリーナらしい、この上なくエレガントで、素晴らしくバランスがとれたデザイン。
クラシックフェラーリの中でも名車と言えます。