フォード サンダーバード スポーツ ロードスター 1962
フォード サンダーバード スポーツ ロードスター 1962 ( Ford Thunderbird Sports Roadster 1962 )
アメリカの自動車メーカー、フォードの1962年製造のサンダーバード・スポーツ・ロードスターです。
固定式の屋根を持たないスポーツ・ロードスターとして、’55年に登場したフォード・サンダーバードは、’53年にシボレーから発表されたスポーツカー、コルベットのライバル車として発表されたシリーズです。
2シーター・オープンカーとして3年間生産したのち、’58年式には速くも新型ボディへとフルモデルチェンジ。クーペ&コンバーチブルへと生まれ変わりました。
さらに’61年には3世代目にあたるモデルへと生まれ変わりました。
この62年のモデルは、直線を基調としたフォルムとなった’61年式にマイナーチェンジを加えて誕生したモデル。
リア・シートを覆うトノー・カバーが附属し、事実上は2シーターで、エルビス・プレスリーも所有していました。
外観上で最も目を引くのが、排気口をイメージしたと言われる丸形のテールランプ。
ファルコン、フェアレーン、ギャラクシーなど’60年代前半のフォード車に共通するデザインですが、このサンダーバードは小ぶりながらも存在感をアピールするテールフィンとのマッチングも美しく、「ロケット・サンダーバード」の愛称を生むきっかけとなっています。
ロケットサンダーと呼ばれる由縁もサイドからの眺めも最高のモデルです。
[出典]RM AUCTIONS, 世界自動車図鑑