BMW Z8 2002
ドイツの自動車メーカー、BMWのオープンスポーツカー(ロードスター)、BMW Z8です。
BMWのクラシック・スポーツカーの中でも特に名車と謳われる、507 ロードスターをモチーフにしています。
南カリフォルニアのデザインセンターにおいてデザインされ、デザイナーは、アストンマーチン・DB9やV8ヴァンテージで有名な、ヘンリック・フィスカーが手掛けています。
ヘンリック・フィスカーは、デンマーク出身の自動車デザイナーで、レトロモダンなデザインを特徴としています。
BMW Z8は、2000年から2003年まで製造・販売されました。
が、一代限りで生産が終了されています。
シャーシとボディは、オール・アルミニウム製です。
クラシックカーの名車、507をモチーフにしているのもあり、また、ヘンリック・フィスカーによるデザインもあり、50〜60年代のクラシックカーの美しさ、流麗さを醸しだしたデザインとなっています。
一方で現代らしいモダンな箇所もバランスよく配合されている印象。
また、BMW Z8は、ボンドカーとして007シリーズ「ワールド・イズ・ノット・イナフ」に登場しています。
しかし、一説によれば、映画の撮影の際にZ8の生産が間に合わず、別の車種(シボレー・コルベット説が有力)にZ8のボディを載せて走らせたいたと言う話もあります。
製造期間が短かったのもあり、またそのスタイリングから、Z8はプレミアムなモデルとなっています。
エンジンは、V型8気筒DOHC(通常時はV6として機能し、「SPORT」ボタンを押すとV8として機能させることが可能)。400ps。
6速のマニュアルトランスミッション。