メルセデス・ベンツ 280SL ロードスター 1971
メルセデス・ベンツ 280SL ロードスター 1971 ( Mercedes-Benz 280SL Roadster 1971 )
ドイツの自動車メーカー「ダイムラー」を代表するブランド、「メルセデス・ベンツ」のSLクラス、280SLです。
SLクラスは2シーターオープンスポーツの最高峰に位置づけらる高級車シリーズで、下位にはSLKクラスが存在します。SLは、ドイツ語で軽量スポーツカーを意味する「Sport Leicht (シュポルト・ライヒト)」の頭文字に由来しています。
今回ご紹介する280SLは、SLクラスとしては2世代目に当たるシリーズの中のモデルです。
300SL、190SLに続く第2世代のSLとして1963年のジュネーヴ・モーターショーで機械式燃料噴射装置(ボッシュ製)付き2.3L 直6SOHCエンジンを積んだ230SLがデビューしました。
車の性格としてはスポーツ性の高い300SLよりもツーリングカー的な要素の強い190SLに近いもので、自社製4速ATやパワーステアリングも用意されていました。
その後、第2世代のSLは、
1967年、機械式燃料噴射装置付き2.5L 直6SOHCエンジンを積み、後輪もディスクブレーキ化した250SLへ移行。
1968年、機械式燃料噴射装置付き2.8L 直6SOHCエンジンを積んだ280SLへ移行。
と言った過程を経ます。
今回掲載している280SLは、ロードスターモデル。1971年製造のクルマです。
ヘッドライトが縦型で、縦目のSLと呼ばれます。
武骨なイメージのメルセデスの中にあって、非常に女性的な、繊細なデザインの美しいオープン・カーとなっています。
1件のコメント