メルセデス・ベンツ 300SL ロードスター 1960

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メルセデス・ベンツ 300SL ロードスター 1960 ( Mercedes-Benz 300SL Roadster 1960 )

ドイツの自動車メーカー「ダイムラー」を代表するブランド、「メルセデス・ベンツ」を代表するモデル、300SLです。
以前、同じ300SLでクーペスタイルのガルウィングモデルを掲載しましたが、今回は、ロードスターモデルです。
300SLはメルセデス・ベンツの高級スポーツカーのシリーズ。
300SLは、製造当初はクーペタイプのガルウィングドアのスタイルでしたが、1957年からは、ロードスターモデルに変更しました。

当初のガルウィングモデルは、レーシングカーとしてのデザインから来たものでしたが、当時の技術では窓の開閉ができないという欠点があり、室内はエンジンの発する熱が入り込んでかなり暑くなってしまい、快適さを奪っていました。また、当時は、エアコンを自家用車に搭載するという考えもほとんどなかった時代であったため、真夏の運転は過酷を極めました。

こうした仕様は、女性をエスコートする富裕層にとっては、いささかの問題となり、日常的な使用を考慮してフレームが再設計されたのが、ロードスターモデルです。
ドアの形状・開閉方向が一般的なものとなり、窓も開閉できるようになりました。

ロードスターモデルではスイングアクスルのピボット位置を下げ、マイルドな挙動を示すよう改良され、燃料タンクが小型化され、トランクルームが拡大されました。
ロードスターモデルは、クーペモデルとはフロントまわりのデザインが異なっており、クーペが丸形2灯式ヘッドランプなのに対しロードスターは異形縦型楕円2灯式ヘッドランプとなっています。
(ただし、顧客のニーズによっては、クーペスタイルの丸形灯デザインをロードスターモデルでもカスタマイズ提供したケースもあるようです。)
エンジンは、M198 2.996L 直6 SOHC。215馬力。4速マニュアルトランスミッション。

[出典]Boldride.com

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