シボレー コルベット SR-2 1956

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シボレー コルベット SR-2 1956 ( Chevrolet Corvette SR-2 1956 )

アメリカ、GM(ゼネラルモーターズ)のブランド、シボレーのコルベット SR-2です。
コルベットは、シボレーのアメリカンスポーツカーのブランドです。
コルベットの歴史は、後にGMのデザイン部門の初代副社長を務めた、スポーツカー好きだったハーリー・アールが、ヨーロッパ製のスポーツカーに感化され、GMとしてスポーツカーを製造する事を目指した事が始まりです。
1953年にシボレー・コルベットとして陽の目を浴びる事となりました。

2シーターカーとしてほぼ同時期に誕生したフォード・サンダーバードと同じく、それまでの量産型米国車にあまり見られなかった小型軽量のボディーに適度のパワーを持ったエンジンを搭載し、当時憧憬の的であったオープンエアモータリングを楽しめるアメリカンプレステージスポーツカーとして誕生したコルベットは、数々のレースシーンに積極的に関与することでブランドの華やかさ・先進性・技術力・優秀性をアピールする事となります。

今回、紹介している、SR-2は、コルベットの初期型であるC1をベースに、レーシングチューンの施されたV8エンジンを搭載したモデルSR(セブリング・レーサー)のパフォーマンスアップモデルです。
セブリング12時間レースに参戦するために、チューニング・手直しされたコルベットSRを、更なるパフォーマンスアップを図り、SR-2に発展し、1957年のデイトナでル・マン24時間レースの王者であるジャガー・Dタイプに続く2位に食い込む結果を残しています。
ジャガー・Dタイプに影響されたと思われる、運転席後方につけられたフィンが目を引きますが、レーシングカーらしい流線形のデザインをベースに、いかにもクラシカルなアメリカライクなデザインが印象的です。
エンジンは5.5LのV8型。最高出力は331HP。4速のマニュアルトランスミッション。

[出典]TopSpeed

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