ホンダ S600 1964
ホンダ S600 1964 ( Honda S600 1964 )
日本を代表する自動車メーカー、ホンダ(本田技研工業)の小型スポーツカー、S600です。
S600は、1964年3月~1965年12月に生産された、FR・2シーターのオープンスポーツカー。
いかにも60年代を彷彿させる、ビンテージな香りの美しいデザインは、今でもクラシックカー、ビンテージカーとして人気の高いモデルで、通称「エスロク」の愛称で親しまれています。
ホンダは、ちょうど1964年にF1に参戦し、1965年のメキシコGPでは初優勝を飾っています。
そうした時代背景もあり、元々得意な2輪車の技術に加え、F1,フォーミュラーカーで培った技術を投入しており、非常にハイスペックなメカニズムのマシンとなっています。
直列4気筒のDOHCエンジンに4連キャブレターを備え、606ccの小排気量から57psを絞り出していました。
F1での活躍で磨き上げられた技術は、高回転・高出力なエンジンを生み出し、その精巧さは“時計のような”と評されました。
最高出力は、57PS/8,500rpm。最高速は145km/h。
4速のマニュアルトランスミッション。
ユニークなヘッドランプなど愛らしい外見は、本田宗一郎のお気に入りだったといわれています。
なお、1965年には、ビジネス用途の名目で、クーペモデルも生産されています。