フェラーリ F248 2006

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フェラーリ F248 2006 ( Ferrari 248 2006)

この時代のF1カーはカッコいいです。
2006年のフェラーリのF1マシーン、F248です。
7度の世界チャンピオン、F1レジェンドのミハエル・シューマッハの最後のフェラーリマシーンとしても有名です。

この2006年からレギュレーション変更により、エンジンが2.4リッターV型8気筒エンジンに統一されました。F248のネーミングは、そのスペックによるものです。
2009年からのレギューション変更でF1カーはリアウィングサイズが不釣り合いな「不格好」なマシーンになっていってしまいますが、この2006年頃のF1マシンは、空力的にも非常に洗練され、シェイプも美しく、今見てもカッコいいと感じます。
レギュレーション変更になる直前の2008年頃は、空力を追求しすぎて、変な付加物をあちこち付け過ぎるようになり、今ひとつスマートじゃなかった印象がありますが、そういう意味でも、この2006年あたりはいい塩梅だったと思います。

このフェラーリF248は、2000年〜2004年チャンピオンシップを席巻し、シューマッハにより5連覇を成し遂げた栄光を取り戻すためにデザインされたフェラーリ渾身のマシン。ローリー・バーン、アルド・コスタとフェラーリ黄金時代を築いたデザイナー陣でデザインされています。
これまでのフェラーリのマシンデザインの流れを組みつつより大きく洗練された印象。
個人的にも、このF248のプラモデルをコツコツ制作した記憶が蘇ります(今も飾ってあります)。

ミハエル・シューマッハの8度目のタイトル獲得を目指したこのF248、2006年のタイトルは、最後までフェルナンド・アロンソとタイトル争いを行いましたが、ラスト2戦の、日本GPでシューマッハが痛恨のマシントラブル、リタイヤで、惜しくもタイトル獲得とはなりませんでした。そしてシューマッハはこの年で引退します(その後、メルセデスでまさかの復帰をしますが)。F248の戦績は、シューマッハ7勝、フェリッペ・マッサ2勝で計9勝。

緻密で色々複雑な構成ではありますが、いいバランスと美しいデザインを兼ね備えた名車だと思います。
本マシンは、2024年10月にRMサザビーズにオークションで出品され、話題を集めました。
本記事で掲載している写真は、RMサザビーズのサイトのものです。

[出典]RM Sotheby's

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