フェラーリ 330 P4 1967

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フェラーリ 330 P4 1967 ( Ferrari 330 P4 1967 )

イタリア、フェラーリのレーシングカー、330 P4です。
フェラーリ Pシリーズは、フェラーリが、1960年代から1970年代にかけて製造したプロトタイプレーシングカーです。
Pは、Prototipo=Prototypeの意味です。

330 Pは1964年の耐久レース用に開発されたもので、同時期に275 Pが開発されてますが、275/330はエンジンの排気量の違いだけで、車体の違いはほとんどありません。
275 Pは3.3L、330 Pは4.0Lの排気量です。

330 P4 モデルは、1966年のル・マン24時間レースでフォードに1-3位を独占されると言う大敗の屈辱を晴らすために開発されました。
フェラーリのエンジニアたちは、安易に排気量を上げるのではなく、それまでの4.0Lエンジンに手を入れる事により、改善が図れると考えていました。
シリンダーブロック・シリンダーヘッドは新設計となり、吸気2、排気1の3バルブを採用。点火プラグのネジ径を変更し、ギアボックスはいくつか欠点のあったZF製から、フェラーリ自社製のギアボックスへ変更されました。リアブレーキはP3のインボードから冷却効率の向上を狙ってホイール内へ移動し、アウトボードマウントとなりました。整備性の向上が図られ、新しい軽量のホイールが採用されました。
ボディはそれまでのPシリーズ同様、軽量化のためルーフをなくしたスパイダー(オープンカーモデル)と、高速サーキット用のベルリネッタ(クーペモデル)が用意されています。

1967年のデイトナ24時間レースで、330 P4は1-3位独占を達成し、雪辱を晴らします。
然しながら、同年のル・マン24時間レースでは、フォードに優勝を許してしまう結果となりました。

写真は、2009年にRM AUCTIONにてフェラーリより出品・競売されたものです。
レーシングカーらしい、流線形の美しく洗練されたマシンです。
エンジンは、4.2L V12。パワー、480HP。5速のマニュアルトランスミッションです。

[出典]Boldride.com

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