フォルクスワーゲン タイプ1 ビートル セダン 1968

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フォルクスワーゲン タイプ1 ビートル セダン 1968 ( Volkswagen Type 1 Beetle Sedan 1968 )

通称、「ビートル」Beetle や、「カブトムシ」の呼び名で有名な、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンのタイプ1です。
フォルクスワーゲンは、1937年の設立。
第二次世界大戦前にナチス政権の国策企業として設立されました。
フォルクスワーゲンを日本語に直訳すると「国民の車」と言う意味で、アドルフ・ヒトラーが1934年のベルリンモーターショウで提唱した国民車(フォルクスワーゲン)計画から、フォルクスワーゲンの歴史は始まります。

ヒトラーの計画に従い、当時、著名な自動車設計者であったフェルディナント・ポルシェによって、進歩的なメカニズムを備えた流線型のリアエンジン小型車が開発されました。
これが、後のフォルクスワーゲン タイプ1となる車でした。1936年に最初の試作車を完成、1938年に発表されました。
この大衆車の生産のために、1937年にフォルクスワーゲン準備会社が創立され、1938年には、フォルクスワーゲン製造会社への名称を変更しました。
然しながら、1939年に第二次世界大戦が始まると、フォルクスワーゲンは、軍需生産の会社へと移行、軍用車両を生産するようになります。

第二次世界大戦がドイツの降伏により終結し、1945年に、フォルクスワーゲン社が改組され、1938年に発表された国民の車は、フォルクスワーゲン タイプ1に、車名を変更して生産が再開されました。
以降、フォルクスワーゲン タイプ1 は、「国民車」として多くの人びとに愛され続けています。
ドイツ本国では1978年まで製造されています。

多くのバリエーションがあり、その多様性から一語で示す言葉として、「タイプ1」や「ビートル」の名で呼ばれます。
今回掲載しているのは、1968年に製造されたモデル。
親しみ易い、フォルクスワーゲンと言えばこれと言う感じの強烈なアイデンティティを持ちます。
エンジンは、1,493cc、空冷水平対向4気筒OHV。53 BHP。
4速のマニュアルトランスミッションです。

[出典]RM AUCTIONS

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